心身症アスリート 完璧でない私の挑戦』②

自叙伝過去 エッセイ

『教訓  体調や精神に変調を感じた時点で

誰かに言うことが大切』

当時、私には陸上競技しかないので走ることしかないと思いこんでおり、また、チームメイトに負けたくない気持ちで意地になり、走れないので歩いていた。

そのようなことを2週間ほど続けていた。

心の状態は、かなり前からよくなかったのだが、さらに蝕まれ、加速度的に悪化した。

夜、眠れなくなり、横になっていると、夜中に廊下を人の歩く足跡がパタパタパタっと聞こえてきたり、また壁を見ると、たくさんのありが壁に張り付いていたと言うような幻聴幻覚まで見え出した。この時点ですでにおかしい。

『もうこのまま動きたくない』

『布団の中でずっといたい』

と願うようになり、そのうち、本当に起立姿勢が保てなくなり、腰が曲がり、筋肉が緊張し、歩くことがままならぬようになってきた。

もはやこれは、練習どころではなく、会社で勤務することも難しくなってきて、職場の上司が心配し、陸上部の監督にそのことを伝えてくださった。

そこまでいきついたので、監督に『練習を休みたい』と伝えられたのだが、それほど私は、負けたくないという思いが執着していたようだ。

その頃私は寮で生活していた。

親から家に帰って来いとそのまま連れられて自宅に帰ることになる。続く

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