『心身症アスリート 完璧でない私の挑戦』⑤
自叙伝過去 エッセイ
『教訓 人生でどん底の時は、這い上がるのみ。
這い上がるときには、時間も労力も要する。これ以上落ちない努力は大切』
④の続き
冬になると寒さゆえに、身体に力が入り、さらに私の身体は硬直してしまった。
寒くなる前までは、背中が曲がり、頭が下がった状態で、なんとか二足歩行ができてはいたが、極寒の時には、背中が硬直し、鉄板のようになってしまっていた。
また、身体の節々が痛くて身体が固まる。
そのような時は終日、天井の木目を数えながら涙を流して過ごす。食事や用をするときには、身体を起こさないといけないのだが、起き上がれないため、硬直する身体をなんとか前に進めるために、私は四つん這いになって、時間をかけて、なんとか前に身体を運ぶために動かしていた。
あの時の情けない思いと悔しさ、湧き起こる悲しみに打ちひしがれ、泣きながら四つん這いになって進んだことを思うと、歩くことができるようになり、本当に幸せだと感じる。
ポカポカ陽気のときは、極寒の時と比べて、身体も少しほぐれるので、ぼんやりとこの先のことを考える。
私は『一生このままなのだろうか』『だったら私はどうやって生きていけば、いいのだろう』
『私にできる仕事は何なのだろう』『身体が動かさない仕事となると、作家かなあ』と一時は真剣に作家を考えた。いつまでも両親に面倒をかけていてはいけないと自立心はあった。
幸せなことに、病気を発症してから、私と両親の関係はさらに密接に繋がり、特に父親は私に良かれと思われることは、情報を得ては一緒に連れて行ってもらい、さまざまな治療を受けていった。続く







