『心身症アスリート 完璧でない私の挑戦』①
自叙伝過去 エッセイ

第一回投稿理由
私は『人を伸ばす』ことや『やる気にその人をさせるのが上手』とおっしゃってくださる方がわりといてくれる。

ある方に尋ねられた。
自分の過去の経験を話し、心の病がきっかけで、働けなくなった方が、私の話をきいて社会復帰をしたと言う話をしてくれたことを思い出した。

ある方に、そのことを伝えると『それはぜひ、今、心の病にかかっている方のために、あなた(遠藤)のことを配信してほしい』と言われた。

私は病気が完治していないし、現在進行形だったことを思い出した。
病気が日常生活に、すっかり溶け込んで馴染んでしまい、病気であることを、すっかり忘れていたので、なかなかピンとこなかった。

そして33年ほど前のことを考えると、あの時には考えられるような世界に、現在いることを自分でも驚いた。

そうか。私の話が、人の役に立つのであれば、それはお伝えした方が良いなと思い、このことを発信することに決めた。

私は19歳の時に『歩けなくなる』と言う病気になった。もっと詳しく言うと、『頭の重さを支えることができなくなり、椅子にも座れないし、歩くこともできない。前進しようとすると、右の首の筋肉が、緊張し引きずってくる病気』

これは33年たった今もまだ、完治していない。

突然、このようになったわけでは無いのだが、最初は走ることができなくなった。『走れないなら歩け』と、当時の昭和の考えで、競技に取り組んでいた。
すぐにやめればいいのに、やめなかったため、悪化していった。

当時の私は企業で働きながら、陸上部に所属して、仕事をしながら、アスリートとして頑張っていた。

実は、この病気になる前の半年前には、実は肝機能・腎機能がひどく悪く、ドクターストップで3週間、自宅療養をしていた。もうその時点でボロボロの体であった。 つづく

©2020 美語研修®

ユーザー情報を使用してログイン

情報を忘れましたか?